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# 判断記録(ADR)を書く
## 何を記録するか
**あとから変えにくい決定**です。技術選定、方針、原則、外部との契約に関わる設計。
日々の実装判断は対象外です。「あとで変えるとしたら何が必要か」を考えて、答えが「作り直し」に近ければ ADR にします。
## 手順
### 1. 番号を採る
`context/decisions/` を見て次の連番を採ります。`0001-<英語のケバブケース>.md`。
### 2. テンプレートから起こす
`templates/02-adr.md` を写します。
### 3. 埋める
| 節 | 書くこと |
| --- | --- |
| ステータス | 採用(日付) / 廃止 / 置き換え(後継 ADR へリンク) |
| コンテキスト | 何が問題で、なぜいま決めるのか |
| 決定 | 何を決めたか。具体的に |
| 検討した選択肢 | **採らなかった案と、採らなかった理由** |
| 可逆性 | 後から変えられるか。変えるとしたら何が必要か |
| 影響 | 何が変わるか。トレードオフ。仕組みの限界 |
### 4. 選択理由は人が書く
**「検討した選択肢」の理由欄を AI が生成してはなりません**。どの案を選ぶかは技術判断であり、委譲の対象になりません。
エージェントができるのは次までです。
- 選択肢の**列挙**(こういう案がある)
- 各案の**性質の整理**(この案はこれができて、これができない)
「したがって案Bを推奨します」と書いてはなりません。
### 5. コミットする
```
docs: セッショ��管理の方式を決める
ADR: ADR-0007
```
## 採用済みの ADR を書き換えない
決定を変えるときは**新しい ADR で置き換えます**。古い ADR のステータスを「置き換え」にして後継へリンクし、本文はそのまま残します。
書き換えると、当時なぜそう決めたのかが失われます。採らなかった選択肢を書き残すことは、後任者が同じ検討を繰り返さないための唯一の手段です。
## 参照
- [第2章 2.9.4](https://takenori-kusaka.github.io/process-compass/phase4-process-design/lifecycle/)
- [第4章 G-3 技術設計判断](https://takenori-kusaka.github.io/process-compass/phase4-process-design/gate-criteria/)