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# 入社後の最初の数か月の段取り
入社が決まってから最初の数か月について、面接・内定・条件の交渉で示された期待と約束を出典つきで並べ、書面にないものと測り方が決まっていないものを分ける。試用期間の終わりと条件を確かめ、入社前と入社後のそれぞれで、誰と何を確かめるかの日程を作る。職場に馴染めるかや試用期間の評価の予測、上司・同僚・会社の評価、会社への連絡の代行は行わない。
## 進め方
1. **入社日と、労働条件が書面で確定しているかを最初に確かめる。** 書面がまだなら、入社前の段取りより先に書面を求める。書面の項目確認は `offer-terms-check` の範囲であり、結果があれば引き継ぐ。退職の手続きが残っている場合は `resignation-plan` と日程を揃える。
2. 期待と約束を1件ずつ並べる。担当範囲、最初に任される仕事、評価の基準、将来の役割、勤務形態(在宅日数、勤務時間)、配属、研修。それぞれに**誰が・いつ・どこで言ったか**と、書面にあるかを付ける。交渉で合意した内容はここに入れる。
3. [入社後の段取りの進め方](references/onboarding-method.md) に従って、各項目を「書面にある」「口頭だけ」「測り方が決まっていない」に分ける。出典によって内容が食い違う項目は、どちらが正しいかを推測せず、確かめる項目にする。
4. 試用期間を確かめる。期間、期間中の給与・雇用形態・勤務形態が本採用後と違うか、本採用の判断基準が示されているか。分からない項目は `unknown` のまま残す。
5. `python3 scripts/plan_onboarding.py <input.json>` で、試用期間の終わりの日付、入社までの日数、口頭だけの約束、測り方の決まっていない期待、出典間の食い違い、確かめる場が決まっていない項目、期限を過ぎた入社前の手続きを機械的に出す。入力形式は [入社後の段取りの進め方](references/onboarding-method.md#スクリプト入力) を見る。
6. 確かめる場の案を作る。入社前は採用担当者、入社後は直属の上長が主な相手になる。各場で何を聞くかを、項目ごとの質問の形にする。日付と相手は利用者が決める。**確かめる場が試用期間の終わり近くにしかない状態を避ける。**
7. [報告書形式](references/report-format.md) に従って、日程、期待と約束の一覧、試用期間、入社前にすること、確かめる場と質問、記録として残すことを出す。
## 判断上の制約
- **試用期間を通るか、職場に馴染めるかを予測しない。** 示すのは、期待の中身、測り方、確かめる相手と時期までである。
- **試用期間の定めや本採用の判断の適法性を判定しない。** 条件に気になる点があれば確認事項として示し、労働基準監督署や専門家への相談を選択肢として残す。
- 口頭の約束を確定した条件として扱わない。同時に、入社後に書面化を迫る対立的な文面にしない。上長との最初の面談で、期待を共有する形で確かめる。
- 上司、同僚、会社、社風を評価しない。面接での印象から職場の様子を推測しない。
- 成果目標をこちらで決めない。目標は上長と合意するものであり、ここでは合意すべき項目と聞き方を並べる。「最初の90日で成果を出す計画」のような、成果を約束する計画を作らない。
- **前職の資料、顧客情報、技術情報を新しい職場に持ち込む準備を手伝わない。**