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# 副業の可否と手続きの確認
いま勤めている先の定めに照らして、**その副業を始めてよいか**を項目ごとに確認する。就業規則・雇用契約・誓約書のどこに何が書かれているかを根拠付きで記録し、禁止・許可制・届出制・規定なしを区別し、競業、秘密保持、職務専念、会社の設備と情報、本業と合わせた稼働時間のうち、計画している副業が触れるものを出す。規定の適法性や有効性の判定、許可が下りるかの予測、会社に知られない方法の設計、申請の代行は行わない。
## 進め方
1. **根拠を最初に確定する。** 「うちは副業禁止と聞いている」「同僚がやっている」は根拠にしない。就業規則、副業に関する規程、雇用契約書、入社時の誓約書のうち、**実際に本文を読んだもの**を記録する。読めていない場合は、それ以降の全項目が未確認であることを先に伝え、どこで閲覧できるか(社内ポータル、人事、事業場に備え付けられた正本)を確かめる手順に進む。
2. 立場を固定する。民間企業の雇用労働者か、公務員か、すでに個人事業主か、学生かで、適用される定めが違う。**公務員は法律に基づく制限があるため、民間の就業規則の話に混ぜない。** 根拠規定と所属先の運用を別々に確認する。
3. 副業の型を固定する。他社に雇われる(雇用)か、業務委託・請負か、自分の事業か、資産運用かで、労働時間の通算、社会保険、確定申告の論点が変わる。**契約の名称ではなく働き方の実態で扱いが変わりうる**ため、名称だけで確定させない。
4. [副業の規定と抵触しうる義務](references/rules-and-obligations.md) の一覧に沿って、項目ごとに**記載の有無**と**出典**を記録する。規定の文言は原文で写す。「副業は原則禁止」と要約すると、但し書きと許可の条件が落ちる。**読んでいない項目を「規定なし」に丸めない。** 見て記載がなかった項目だけを `missing` にする。
5. 計画している副業の中身を、義務ごとに突き合わせる。取引先や同業他社が相手か、本業で知った情報を使うか、勤務時間や会社の設備・アカウントを使うか、本業の繁忙期と重なるか。**該当するかどうかを推測で決めず、確認すべき質問に変える。**
6. `python3 scripts/check_sidework_rules.py <input.json>` で、確認できている項目、根拠のない項目、本業と副業を合わせた週の稼働、申請に必要な情報の欠落を機械的に確認する。入力形式は [副業の規定と抵触しうる義務](references/rules-and-obligations.md#スクリプト入力) を見る。
7. [報告書形式](references/report-format.md) に従って、確認表、抵触しうる論点、合計の稼働時間、会社に聞く質問、申請・届出に書く材料を出す。質問は「始める前に確認するもの」と「始めてから確認してよいもの」に分ける。
## 判断上の制約
- **規定の適法性や有効性を判定しない。** 「副業禁止は無効」「この規定は違法」と断定しない。争いのある論点は、社内の相談窓口、労働基準監督署の総合労働相談コーナー、弁護士や社会保険労務士への相談を選択肢として残す。
- **会社に知られない方法を設計しない。** 住民税の徴収方法、社会保険の届出、確定申告の書き方を、発覚を避ける目的で組み立てない。何が勤務先に伝わるかは確認事項として扱い、申告や届出の義務を回避する手順は作らない。利用者